こんにちは。
今回は、親子やご家族が隣同士に座って、創作をしました。
こどもたちは、ちょっとうれしそう!みんな、にこにこしてました。
でも、このサークルで大事なこと、くれぐれもお子さんに口出しは禁物ですよ~。先生からも念を押されました(笑)
さて、プログラム名にある「コラージュ」とは、もともとフランス語で「糊付け」という意味で、美術用語では「紙や布などを使ってつくる貼り絵」を意味するそうです。
そこで完成した作品がこちら↓
全体的にとってもパワフルな印象がしませんか?貼り付けた紙の色が、はっきりとした色、ということもありますし、プログラム名にあるもう一つの言葉、「直線」も効いています。
もちろん、おとなは、はさみを上手に使えるので、ぴしっとした直線ですが、子どもたちの作品も、柔らかさの中にきちんと「直線」を感じられました。
実は、私、「直線でつくる」という制限に、「えー、丸くも切りたい。。。」とちょっと不満があったりしたのですが(笑)、その制限が逆に、自分の意識していたものとは別の感覚に仕上がっていったように思います。
どこかで制限すると、自分の気づかない、ちがうところから、わーっと、センスが出てくるような。自分の考えている理想も、たかがしれてるかも、と思ってしまいました。それよりも、流れに任せて作った方が、やり切った感もあり、自分が好きな作品になるかもしれません。特に大人は!!みなさま、このサークルでは、あれこれ考えてはだめですよ~。
紙の貼り方、重ね方も自由です。額の紙から、わーーとはみ出していたり、何枚も何枚も貼ったり。うちの子どもの作品は、横から見るとこんもりするくらい、大量の紙が重なっていました。
さらに、オイルパステルで色も塗りましたが、紙どうしの境界線が、ぐっとはっきりとしてきます。個人的には、オイルパステルを横にして、ごろごろさせて塗るのはおもしろかったですよ。自分では気づいていない、紙の重なりが浮き出てくるんです。ここに三角がかくれてたー、みたいな。
また、紙の色とは対照的に、何色も重ねて塗って、自分だけのあいまいな、なんとも言えない色をみなさん作っていました。でも、はっきりとした色、特に黒で塗られたものも、とってもよかったですよ。紙の直線が、主張してきます。
今回のテーマである「直線」、たった1つの線でも作れますが、強めで、主張する表現なのかなと思いました。みなさま、普段、外に出せない、パワフルな思い、表現できたのではないでしょうか。
あと、個人的には、子どもと隣同士にも関わらず、それぞれが自分のことに集中する、という経験、とてもおもしろいと感じました。
たしかに、親子別々よりも、集中はできないんですけれど(笑)でも、隣にいる温かさを感じながらの創作も新鮮でしたよ。
また、子どもの作り方にも触発されますしね。子どもから学ぶことは多いです。
おうちではできない時間、ほんの一瞬でもいいので、体験して頂けたらなと思います。
また、回を重ねるごとに、集中することが、もっとリラックスすることにつながっていくように思います。
2019年度の素敵なプランも決まりました!
ぜひ、また、ご一緒にアートを楽しみたいと思います!
はなこ